ODA白書より、アフリカ支援と温暖化対策に重点

 高村正彦外相は21日の閣議に2007年版政府開発援助(ODA)白書を報告しました。
レアメタルなどの資源の安定に確保するため、アフリカなど発展途上国との資源探査や
インフラ整備などを通じた二国間関係の強化が必要と発言しました。
またODAを活用して温暖化ガスの排出権を取得する事業の必要性にも言及。

白書の中で、来年日本でアフリカ開発会議「TICAD」と主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が
開かれるのを踏まえて、アフリカなど発展途上国への支援や地球温暖化問題が
重要になると指摘しています。
同時にアフリカ支援と温暖化対策にODAを積極的に活用することを提案しています。

途上国に技術や資金を提供し、その見返りに排出権を得るクリーン開発メカニズム(CDM)事業に
ついては、「ODAなどを活用して推進する」と明記。

06年のODA実績は前年比10%減の1兆3022億円で、米国、英国に次いで日本は、第3位です。
かつてわが国は、1982年から05年まで1位か2位のどちらかだったことを考えると、
この分野での日本の影響力が低下したことは否めないでしょう。
(日経ネット 2007年12月21日配信)