スポンジチタン、価格上昇も一服
チタン製品の原料となるスポンジチタン。鉄より4割軽く強度は2倍のチタンは、
燃料を節約できるために航空機への採用が急速に進んでいます。
特に中国やインドなど新興国の旅客増で
航空機生産が増えたこともあり需要が急増し、価格が高騰しました。
しかし最近は、日本や米国などの増産を始めたために、価格の上昇が一服しています。
たとえばスポンジチタンは、大阪チタニウムテクノロジーズと東邦チタニウムが
合わせて世界の3割を生産していますが、
両社の2008年の輸出価格は前年比10%増で、4年連続の上昇ですが、
毎年20―30%上がった過去3年と比べ上げ幅が小幅になりました。
米国の大手も生産設備を増強中。
国内2社は、値上がり幅が抑えられたことに不満な様子はありません。
それは高値になると、調理器具やバイク部品など汎用品でチタン離れが
進む心配があるからです。
業界の一部では、「価格は09年に下がり始める」との声もあります。
チタンの資源量は地下に埋蔵されている金属としては4番目。
耐食性や耐熱性など機能面でも優れているの、もし本格的に値下がりすれば、
身の回りでチタン製品を目にすることがきっと増えるでしょう。
