カザフスタン、資源開発と外資の比率に悩む
中央アジアのカザフスタンは、近年豊富な資源を原動力に中央アジア諸国の
リーダーを自負、資源供給国として存在感を高めながら先進国への仲間入りを目指しています。
そのため外国企業と関係を深めながら開発を進めています。
たとえば世界有数の巨大油田とされるカスピ海沖のカシャガン油田開発をめぐり、
カザフ側は日本勢を含む外国企業から権益を一部先に譲り受け、
持ち株比率を拡大することを決めました。
同国国営のカズムナイガスは14日、外資が保有する持ち株分の一部を
約17億8000万ドル(約1,887億円)で買い取り、
出資比率を8.3%から16.8%に拡大すると発表しました。
イタリアのENIなど欧州の4社は、それぞれ18.5%からカズムナイガスと同じ
16.8%に比率を引き下げられ、国際石油開発を中心に三菱商事などが
参加する日本側では、8.3%から7.6%に低下しました。
しかし 昨春、甘利明経済産業相がカザフを訪問した際、
日本はウラン輸入量を現在の年間需要の1%から3割に拡大する
ことに合意、その代わりに日本から燃料加工などの技術供与をカザフ側に
確約しました。
三菱商事幹部は「カザフにはガスプロムのようにメジャーに匹敵する
国営企業がなく技術力も乏しいので、外国企業と共同で開発を進める
必要性がある」と話しています。

首都アスタナにある国営カズムナイガスのビル