携帯電話のリサイクル回収、進まず

携帯電話には、たくさんのレアメタルが使われています。

そのため使わなくなった携帯電話をできるだけ回収して、そのレアメタルを
リサイクルしようという動きが広がっています。

しかし携帯電話にはリサイクル法などなく, 携帯電話会社の業界団体である
電気通信事業者協会(TCA)と, CIAJとが共同で、
MRN(モバイル・リサイクル・ネットワーク)を作り、自主的にリサイクル活動を行っている
のが現状です。

現在、全国に9500店ある携帯電話各社の専売店に回収ボックスを設置し、
機種変更などで不要になった端末をキャリアを
問わず受け入れていますが, 回収量は一向に増えません。

その理由は、「カメラや音楽プレーヤ, ワンセグテレビというように携帯電話が
多機能化しているので、 新機種に乗り換えてもアミューズメント機器として
持ち続けるユーザーが増えているから」と, TCA業務部は説明します。

たとえ電話として機能しなくなっても、 カメラ機能で撮った画像データを保存しておきたい、
音楽を聞くために使い続けたいと、リサイクルに出さずに手元で使っている人が
多いのです。

また 使われずに家の中で眠っている携帯電話もあります。
「使わなくなった携帯電話はできるだけリサイクルに回してほしい」と、
同業務部はユーザーに呼びかけています。

2006年からは,量販店やコンビニエンスストアに回収ボックスを設置する試みが始まりました。

さらにJリーグの試合や環境イベント会場に回収ボックスを置くなど、ユーザーが
不要になった携帯電話を気軽に投函できるようにさまざまなアイデアを提案しています。

リサイクルに回された携帯電話