東京都が携帯電話回収に参画

東京都は、使われなくなった携帯電話の回収事業に都道府県としては初めて
参画することになりました。

回収事業は関係業界団体などが進めていますが、回収目的は、携帯に残されたチタンや
パラジウムなどの「レアメタル(希少金属)」のリサイクルです。

都は広報誌での呼びかけやイベントなどでの回収を検討、また協力した都民への謝礼や
景品の提供を企業などに働きかける方針です。

電子機器の生産に欠かせないレアメタルは、世界的な需要の増大で価格が高騰、
安定した調達が難しくなっています。
大量のレアメタルが残される廃棄電子機器は「都市鉱山」とも呼ばれています。

携帯電話の回路やセンサー、電極などには、チタンやパラジウムのほか、
マンガン、コバルト、インジウムなど約20種類ものレアメタルが使用されてます。
回路には金や銀なども多く使用、携帯電話1万台から200~300グラムの金が
採取できるそうです。

資源の有効活用に加え、安定的な調達を行うために、情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)と
電気通信事業者協会(TCA)が回収事業を進めていますが、個人情報や音楽などの
コンテンツを保存した端末をユーザーが手放さないために回収台数は減少。
2003年度の1,171万台から2006年度には662万台まで大きく落ち込みました。

2つの団体では市区町村と共同で回収を進めてきましたが、十分な成果はでていません。

こうした状況から、都では業界団体に協力を提案、回収・リサイクルを進める
連絡協議会を3月に共同で設立しました。

東京都は「レアメタルの安定調達に貢献したい」考えのようです。