希少金属スカンジウム 草津温泉から回収
10月7日、「日本原子力研究開発機構」は、希少金属(レアメタル)が
とけ込む草津温泉(草津町)から、スカンジウムを回収することができたと
発表しました。
同機構では「液体からスカンジウムだけを採取する技術は恐らく世界初。
平成25年には、スカンジウムの販売先などビジネスプランを整えたい」と
しています。
スカンジウムは、アルミニウムに混ぜると耐熱性や硬度が上がり、
燃料電池にも使用されるなど、利用方法のさらなる広がりも注目される
希少金属です。現在の取引金額は1キロ約200万円。
具体的には、1トンあたり約17ミリグラムのスカンジウムが含まれている
万代(ばんだい)源泉が流れる湯川に、1分あたり40リットル処理できる
装置を設置し、95%以上のスカンジウムを回収できました。
今後は、同機構では、酸性溶液中の低濃度スカンジウムに対し、
親和性の高いリン酸基を付着させた金属捕集布を用いた装置を、
民間企業などと共同開発をする予定です。
さらに金属捕集布の耐久性を高めるなどして実用化に向けた
研究を進めるほか、他の希少金属の回収にも応用していく方針。