レアメタルのリサイクル

写真でたどる、捨てられたケイタイの行方

捨てられた携帯電話は、果たしてどうなる?

いつも不思議でした。

どうやってリサイクルにまわすのか?
小さな小さなレアメタルの部品を抜き出す方法は?

その答えがココにありました。
捨てられた携帯電話はどうなるのか:写真ツアー

なかなかどうして見ごたえがありました。

それぞれ携帯電話各社がしのぎを削って、新しいモデルを開発しても、
最後はこうなっちゃうと、なんだかさびしいです。



ビックカメラ、使用済みの携帯電話・PHSを回収開始

ビックカメラは、使用済みの携帯電話とPHSの回収を全店で始めました。

携帯電話・PHSにはパラジウム、金、銀、銅、ニッケル、タンタルなど
希少金属(レアメタル)を含む金属資源が含まれていることが、
最近ではよく知られるようになりました。

ビックカメラは、取り組む環境保護活動の一環として、
社団法人電気通信事業者協会(TCA)と
情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)が構築した
リサイクルネットワークに参加しています。

このネットワークシステムは携帯電話やPHS事業者も参加し、
キャリアや端末メーカーに関係なく、使用済み携帯電話・PHSの本体、
電池、充電器を自主的に回収やリサイクルを行っています。

ビックカメラは、使用済み携帯電話・PHS端末の回収や
リサイクル活動についての目的や必要性を、顧客に説明しています。

さらに端末内の個人情報を確実に消去するため、端末破砕で
処理しています。

ビックカメラは、こういった取り組みを通じで希少金属の再利用にも
貢献しています。

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使い捨ての携帯電話



ソニーが北九州市とレアメタルを回収

ソニーは、北九州市と共同で、不要となった小型電子機器を回収し、
レアメタルなどの金属材料をリサイクルする実証実験を開始すると発表しました。

対象となる小型電子機器は、デジタル・カメラや携帯型音楽プレーヤー、
携帯型DVDプレーヤーなど。ソニー製品に限らず、すべてのメーカーの機器を回収します。

北九州市内のホームセンターやスーパーマーケット、小学校など60カ所に
回収ボックスを設置、小型機器を回収します。

その後非鉄金属のリサイクル事業を手掛ける日本磁力選鉱をパートナー企業として、
機器の分別や分解、選別、金属回収などを行います。

回収したレアメタルなどの金属は、ソニー製品の材料として再利用する予定です。

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産業審議会、企業の資源回収を促す

産業構造審議会(経済産業相の諮問機関)の「産業と環境小委員会」は2日、
資源のリサイクルや省エネ化など企業の環境対応を促す推進策をまとめました。

レアメタル(希少金属)などの資源回収促進や環境力評価の導入や、商品への
二酸化炭素(CO2)排出量の表示を2009年度から試験的に実施することも
正式に発表しました。

資源の回収促進では、電機や自動車メーカーにリサイクルに配慮した製品設計を
求めながら、製造工程で無駄に排出している廃棄物の価値を算出して開示する
環境会計の導入などを検討しています。

また東京証券取引所の代表者や学者たちが参加して、環境力評価の手法を検討する
「金融市場における『環境力』評価手法研究会」(座長・石谷久慶大大学院教授)を
今月6月に設置。

企業の環境力を比較を可能にし、資源リサイクル率や温室効果ガスの排出量などを
有価証券報告書に記載することの義務化などを議論していく予定です。



経済産業省、使用済み携帯電話の回収を義務化

経済産業省は、使用済み携帯電話のリサイクルを徹底するため、
ユーザーに回収を呼びかけることを端末の販売店に義務づける
ことになりました。

各種金属を豊富に含む携帯電話は「都市鉱山」とも呼ばれています。
低迷する回収率をてこ入れし、ハイテク製品に欠かせないレアメタル
(希少金属)の確保に役立てる狙いで、資源有効利用促進法を改正することで
早ければ来春の施行を目指します。

店内には回収ボックスが置かれるほか、個人情報保護のため使い終わった
携帯電話に利用者の目前で穴を開けて回収する方法もあります。

販売時にユーザーに対して「有用な希少金属が豊富に含まれている」ことを説明、
買い替え時に古い端末が回収できるようにします。

一方、端末メーカーにも再資源化の仕組みや店頭で回収していることをカタログなどに
明記するよう義務づけ、違反すれば社名を公表したり、50万円以下の罰金を
科したりする予定です。

レアメタルは薄型テレビやハイブリッド車など用途が広がる一方で、
中国の経済発展に伴う需要増で価格が急騰しています。

携帯電話には1トン(1万2500台相当)当たりで金400グラム、銀2300グラムのほか、
レアメタルの一種で自動車触媒に使うパラジウムが100グラム、添加剤のビスマス、
DVD記録膜となるテルルなども含まれるので、もし再資源化すれば
携帯電話は、有望な「鉱床」となるでしょう。

しかし最近は、端末の高機能化に伴ってメールや写真などの保存用に手元に
置く人が増えているので、通信各社などでつくる「モバイル・リサイクル・ネットワーク」によると、
回収実績は2000年度の1,362万台から2006年度は662万台に半減しました。

経産省は罰則付きの説明義務を業界に課すことで消費者への呼びかけを徹底し、
回収率低下に歯止めをかけたいようです。

携帯電話



携帯電話のリサイクル回収、進まず

携帯電話には、たくさんのレアメタルが使われています。

そのため使わなくなった携帯電話をできるだけ回収して、そのレアメタルを
リサイクルしようという動きが広がっています。

しかし携帯電話にはリサイクル法などなく, 携帯電話会社の業界団体である
電気通信事業者協会(TCA)と, CIAJとが共同で、
MRN(モバイル・リサイクル・ネットワーク)を作り、自主的にリサイクル活動を行っている
のが現状です。

現在、全国に9500店ある携帯電話各社の専売店に回収ボックスを設置し、
機種変更などで不要になった端末をキャリアを
問わず受け入れていますが, 回収量は一向に増えません。

その理由は、「カメラや音楽プレーヤ, ワンセグテレビというように携帯電話が
多機能化しているので、 新機種に乗り換えてもアミューズメント機器として
持ち続けるユーザーが増えているから」と, TCA業務部は説明します。

たとえ電話として機能しなくなっても、 カメラ機能で撮った画像データを保存しておきたい、
音楽を聞くために使い続けたいと、リサイクルに出さずに手元で使っている人が
多いのです。

また 使われずに家の中で眠っている携帯電話もあります。
「使わなくなった携帯電話はできるだけリサイクルに回してほしい」と、
同業務部はユーザーに呼びかけています。

2006年からは,量販店やコンビニエンスストアに回収ボックスを設置する試みが始まりました。

さらにJリーグの試合や環境イベント会場に回収ボックスを置くなど、ユーザーが
不要になった携帯電話を気軽に投函できるようにさまざまなアイデアを提案しています。

リサイクルに回された携帯電話




レアメタルの回収事業化で、売上増収見込み

自動車部品リサイクル大手のシマ商会(本社・福島県南相馬市)は、
マンガンやニッケル、モリブデン、ロジウムなど希少金属(レアメタル)を回収し、
再生する事業を本格化することになりました。

約2億円を投資して、廃車からレアメタルを取り出す設備を
平成20年までに導入する予定です。

この設備は、再利用できる部品を取り除いた廃車を粉砕し、エックス線や磁気センサーで
金属を選別、この中からレアメタルを取り出すことができるものです。

従来の設備ではレアメタルを50%ほど再生していますが、
新設備の導入で大半を回収できると考えています。

また同時に、廃プラスチックの資源化も実現するので、100%リサイクルが
できることが目標です。

レアメタルは世界的な需要が拡大していることと、かつては輸出国だった中国が
レアメタルを備蓄していることで、価格が急騰しています。

たとえば、12月10日のロジウム価格は1グラム2万3400円で、
金の2,835円の約8倍にも達しています。

同社は、平成19年12月期の売上高目標を72億円としていますが、
新しい設備の導入で、来期の目標を88億円に設定する方針です。

(福島放送のネット配信ニュースより)



レアメタルのリサイクルが加速

携帯電話や薄型テレビなどハイテク製品を作るのに欠かせない
レアメタルのリサイクルが、急速に進んでいる。

液晶パネルに使用するインジウムを、再生品が内需の半分を補っています。
ハードディスクなどに使うルテニウムや希土類でも回収・再生の取り組みが進んでいます。

リサイクルが進むことでインジウムの価格は、ピーク時の半値になりました。
数量確保と価格安定の両方に、このリサイクルは効果があるようです。

日本はインジウムの最大の消費国です。
DOWAグループやアサヒプリテック社などは、液晶パネル生産工程で出る
インジウム廃材の再生能力を増強しています。

リサイクルによるレアメタルは、3年前は内需の4割程でしたが、
今では6割くらいにまで伸びてきているそうで、レアメタルのリサイクル技術の
発達は、日本の資源確保に欠かせないものになっています。

鉄くず
鉄くずの山にもレアメタルにリサイクルできものがあるかもしれません。



レアメタル回収の最前線 その3

マツダは、白金やパラジウムなど貴金属の使用量を今までの7―9割減らすことができる新触媒を開発したと、10月1日に発表しました。
白金などは需給が拡大、価格が高騰している中、環境対応車の低コスト生産は
自動車各社共通の課題なので、この新触媒の開発は大きな注目を浴びています。

従来の自動車の排ガス浄化用触媒には、プラチナを小型車で2グラム使用
(プラチナの指輪1個分)していましたが、新触媒では、貴金属の粒子を
直径5ナノ(ナノは10億分の1)メートル以下に小型化し、さらに
セラミックス材に埋め込むことで凝集の防止に成功しました。

もちろん、これによって排ガスの浄化性能は変わらないとしています。

秋田大学 レアメタル、白金系金属抽出方法

秋田大学、鉱山学部は、チアカリクス6アレンによって、触媒工場廃液から
レアメタルを取り出す抽出剤の研究結果を発表しました。

それによると、レアメタルは抽出剤が結合することで沈澱します。抽出剤には、
硫黄が含まれており、硫黄の特徴には金属とくっつきやすい性質あります。

沈殿物から、レアメタルの1つである、パラジウムをほぼ100%に近い確率で取り出せる
ことがわかりました。

かかりすぎているコストを抑えることが目下の問題ですが、それは可能だそうです。


(テレビ東京 WBSより)



レアメタル回収の最前線 その2

昭和メタルは、主にニッケルやチタンを回収・選別し販売しています。

特殊金属加工メーカーの製造段階の削りクズなどスクラップ
(航空機部品工場から回収したニッケル合金の工程クズ、ケータイのアンテナ、
女性用のブラジャーの留め具、メガネフレーム、形状記憶合金など) から
異物を取り除いて、メーカーに販売。

レアメタルのリサイクル専門業者として、分析機器、加工機械や倉庫設備等の充実を
進めています。


フルヤ金属は、プラチナ(Pt)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)などの
プラチナグループメタル(PGM)に属する希少価値の高い貴金属を原料とする
工業用貴金属製品を製造しています。

南アフリカ共和国の鉱山会社との直接流通ルートのおかげで、
レアメタルの安定した確保をしています。

現在、力を入れている事業に次のようなものがあります。
・ルテニウム(レアメタルには指定されていない) をHDDの基盤に用いる。
・回収した物は、溶解→粉末化→焼結→研磨し製品化する。
・燃料電池や化学触媒へ用途を広げようと研究している。

資源リサイクルは、今後なお一層大切になる、と同社は考えています。

南アフリカの鉱山会社(南アフリカの鉱山会社)

(テレビ東京 WBSより)



レアメタル回収の最前線 その1

コメ兵で、最近貴金属を売る人が増えています。

背景には、貴金属の世界的な高騰にあるようです。

たとえ宝石が取れてしまったり傷がついているアクセサリーでも、
貴金属に重さがあれば、高額で買い取るケースもあります。

ネットジャパンは、
業者専門の地金会社です。
貴金属地金(金・銀・プラチナ・パラジウム)売買や精錬を主な業務としています。

最近はプラチナやバラジウムの価格が上昇しているおかげで、地金の買取ケースが
増えています。

年商は約750億円(2007年度見通し)
 
(テレビ東京 WBSより)




自治体と企業がタグを組む試み

日本では平成13年4月1日から家電リサイクル法が制定されました。
家電4品目(洗濯機、冷蔵庫、テレビ、エアコン)とパソコンの回収・リサイクルを
家電メーカーに義務づけた法律です。

それぞれメーカーでは、回収した家電に含まれる金属類を再利用し始めています。
当初、リサイクル事業は赤字だったそうですが、金属、プラスチック材料の大幅な
価格高騰で黒字幅が広がっています。 

こうした廃電子機器の回収、金属、レアメタルの再利用という仕組みを、
家電4品目とパソコン以外にも広げようという試みが、秋田県大館市で始まっています。
東北大学やDOWAホールディングスなどが結成したRtoS研究会が実施しています。

大館市では既に、DOWAが運営する家電リサイクル施設があります。
そこで回収した家電から、レアメタルを回収すると同時に廃棄物を処理しているので、
レアメタルを確保するには理想的な方法と言えるでしょう。

秋田県と大館市は、家庭からの廃棄家電を回収するために、
回収ポストを市の関連施設や商業施設に設置、市の広報誌でも活動をアピールしました。

その結果、人口85,000人の大館市で、7トンの廃電気・電子機器がたった3ヶ月間で
回収されました。その中には、レアメタルが多く含まれる携帯電話やMDプレーヤー
もありました。自治体の負担は少なく、廃棄家電の回収効率を上げるこのプロジェクトを、
経済産業省も注目しているそうです。

NTTドコモなどは、使い終わった携帯電話を自主的に回収、レアメタルの再利用に
取り組んできました。
レアメタル価格高騰のおかげで、こうした事業の重要性と採算性が高まったので、
今後は官民を挙げて「人工鉱床」の回収と発掘になお一層力がはいりそうです。




廃棄パソコンの争奪戦

廃棄パソコンのパーツ(基板)からレアメタルを回収するために、廃棄パソコンの争奪戦が
行われています。

電子機器の回路基板には、銅線や回路を形成するための銅をはじめ、
電子部品中には、金や白金、パラジウム、ニッケルなどの多くのレアメタルが使われています。

そういったレアメタルの濃度は、天然鉱石より高いので、廃電子機器は良質な「鉱床」
でもあるのです。

たとえば東京近郊で回収されたパソコンは、中国など海外へ輸出。
しかし海を渡ったパソコンの中には、一部業者によって不法に処理されるものもあります。

中国・広州のスワトー市では設備も整わない中でパソコンを分解し、
基板を炭であぶって金属を再利用するなど人海戦術で劣悪なリサイクルが行われています。
地元では環境問題となっているそうです。

一方、日本国内でパソコン集めに奔走する人もいます。
彼は、パソコン基板のどこに高価な物質が潜んでいるのか、それを抜群の目利きで判断します。

「人が見過ごしている貴重な金属を回収するのが目的」と、彼が説明する貴重な金属が
レアメタルです。

世界中で金やレアメタルの価格が高騰しています。
巨大化し続ける中国経済を中心に大量の資源消費がすすみ、
資源の争奪戦が起きています。

この数年で、価格が数倍になるレアメタルもたくさんあります。

たとえ廃棄パソコンを大量に回収しても、狙ったレアメタルを見つけることができるのか、
その成否は熟練した職人の技術に頼るしかないのが、現実でもあります。

海外から廃棄パソコン基板などを日本へ輸入している、ベンチャー企業もあります。
リサイクルワンはシンガポールに集まる世界中の廃棄パソコン部品に注目、
日本への輸入を始めています。

レアメタルを回収しようと、少資源国家、日本ならではの、
企業の熱い試みが始まっています。